※内容は個人の感想で紹介した本の購入や読書をお勧めしているわけではありません。
概要
「一つのことを極める時代は終わった。」そう書いてある本です。
著者の堀江貴文さん。
今でもたくさんの肩書を持っているそうですが、我々世代だと「ライブドア代表取締役社長CEO」で知った方が多いのではないでしょうか。
(もちろん今では「元」がつきますが。)
そんな堀江さんの肩書が示すように一つの事だけじゃなく、
「いろんな事をしないと人生楽しくないよ。」
ということを本のタイトルになっている「多動力」と称して書いてくれています。
「多動力」とはどんなものか。どうやって身に付けるのか。誰でもできるのか。堀江さんが今の時代の必須スキルという「多動力」が学べます。
データ
タイトル | 多動力 |
著者 | 堀江貴文 |
価格 | 1,512円 |
初版 | 2017年5月 |
通販 | Amazon、楽天 他 |
お勧め年齢 | 16歳~ |
もくじ
- 第1章 1つの仕事をコツコツとやる時代は終わった
- 第2章 バカ真面目の洗脳を解け
- 第3章 サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
- 第4章 「自分の時間」を取り戻そう
- 第5章 自分の分身に働かせる裏技
- 第6章 世界最速仕事術
- 第7章 最強メンタルの育て方
- 第8章 人生に目的なんていらない
レビューについて
概ね評価の良いレビューです。
言葉のインパクト、分かりやすさに良いコメントが多かったです。
「生き方に憧れる」や「こんな生き方ができれば最高」など、考え方に共感する声が多数ありました。
批判的な意見としては、「ホリエモンだからできること」や「極端すぎる」などいう意見がありました。
感想
かつて「時代の寵児」ともてはやされた堀江貴文さん。
言葉がキツく思ったことをズバズバというイメージです。
そのせいかアンチも多く好きか嫌いかに分かれている感じがします。
僕はライブドア事件の前は完全に憧れがあって、ソフトバンクの孫さんや楽天の三木谷さんと並んでIT系で活躍する人を尊敬していました。
ライブドア事件後もほとんど態度を変えず、自分を貫く堀江さんはやっぱり凄い人なんだと思っています。
どっちかというと最近の堀江さんの方が好きかもしれません。
さて本の感想ですが、相変わらず歯に衣着せぬ物言いです。
こういう風な考え方をするんだなぁと思わされる点がいくつも出てきます。
例えば、「経費計算を自分でやるサラリーマンは出世しない」というのがあるんです。
平社員でもバイトを雇ってやらせればいいって書いてます。
なかなか慣れない考え方ですが、多くの企業が税理士さんを雇っていることを考えると完全にあり得ることですよね。
逆にちょっとヤリ過ぎってのもあります。
それは「電話に出ない」というところ。
確かにメールやSNSは便利だし、相手の時間を奪いません。
ただ、電話の方が伝えやすい、伝わりやすいってことはあるというのが僕の意見です。
でも堀江さんは完全に電話はゴミだと言っちゃってるんです。
この辺が「時代の寵児」と呼ばれた人と庶民の違いなのかもと思いながらも、やっぱり電話は必要だよって考えます。
ここではほんの一部ですが、こんな感じで堀江さんの考えがたくさん詰まっています。
各章の終わりに「やってみよう!JUST DO IT」というページがあってこんな風にやってみましょうということを分かりやすく書いてくれています。
全て真似しようとしたり、共感する必要はもちろんないと思いますが、自分に置き換えられる部分もあるし、勇気がもらえる本です。
こんな人が読むといいのかも
- 自己啓発したい
- 仕事や人間関係で悩みがある
- 違う生き方を望んでいる
- 普通じゃない意見が欲しい
- 堀江貴文さんのファン